自閉スペクトラム症(ASD)は、対人関係やコミュニケーション、行動や興味の範囲に特徴が見られる発達障害です。感覚の感じ方にも特徴があり、特定の音や光、触感を強く苦手とする場合があります。症状や特性の現れ方は人それぞれです。

当てはまる症状

こんな症状はありませんか?

  • 会話やアイコンタクトが苦手
  • 相手の気持ちを理解するのが難しい
  • 強いこだわりやルーティンがある
  • 感覚過敏(音・光・においなど)

原因・背景

 脳の発達や機能の特性によるもので、育て方や性格が原因ではありません。遺伝的要因や環境要因が関与すると考えられています。

治療方法

  • ASDそのものを治す薬はありませんが、困りごとに応じた支援や療育、環境調整、必要に応じた薬物療法を行います。

回復までの経過

 特性を理解し、自分らしい生活スタイルを築くことで、日常生活や社会生活のしやすさが向上します。

受診のきっかけ例

「こんなときはご相談ください」

  • コミュニケーションがうまく取れない
  • 強いこだわりで生活に支障がある

家族・周囲の方へのアドバイス

  • 特性を否定せず、安心できる環境を整えることが大切です。

よくある質問(FAQ)

大人になってから診断されることはありますか?

 あります。特性が軽い場合や周囲の理解がある場合は、大人になるまで気づかれないこともあります。

当院でできること

 診断、生活支援の提案、必要に応じた薬物療法、支援機関との連携。

気分の波は、自分だけでコントロールするのが難しい場合があります。
気になる症状があるときは、一人で抱え込まずご相談ください。