このページでは、精神科(当院)で取り扱う病気や症状をご紹介します。
「病名はわからないけれど、こんな状態が続いている…」という方も、ぜひご覧ください。
気になる症状があれば、早めに相談することで回復がスムーズになります。
まずは一人で抱え込まず、お話を聞かせてください。

① 気分障害

うつ病

気分の落ち込みや意欲の低下が長く続き、日常生活や仕事、学業に支障をきたす病気です。単なる気分の変化や一時的な落ち込みとは異なり、脳の働きや神経伝達物質のバランスが関係しています。

双極性障害(躁うつ病)

気分が高ぶって活動的になる「躁(そう)」の時期と、気分が落ち込む「うつ」の時期を繰り返す病気です。 単なる気分の浮き沈みではなく、脳や神経の働きの変化が関係しています。 症状は数日から数か月続くことがあり、日常生活や仕事、学業に影響を与えます。

②不安障害 Anxiety Disorders

パニック障害

突然強い不安や恐怖に襲われ、動悸や息苦しさ、めまいなどの身体症状が現れる病気です。これらは命に関わるものではありませんが、本人は「このまま死んでしまうのでは」と感じるほどの強い発作です。発作を繰り返すことで「また起きるのでは」という予期不安が生じ、外出や人混みを避けるようになることもあります。

社交不安症

社交不安症は、人前で話す、食事をする、注目される状況などで強い不安や緊張を感じる病気です。これにより日常生活や仕事、学業に影響が出ます。

全般性不安障害

日常生活のささいなことに過剰な不安や心配が長期間(6か月以上)続く病気です。

強迫症(強迫性障害)

自分でも不合理だとわかっていても、何度も同じ確認や行動を繰り返してしまう病気です。

発達障害 Developmental Disorders

自閉スペクトラム症

対人関係やコミュニケーション、行動や興味の範囲に特徴が見られる発達障害です。感覚の感じ方にも特徴があり、特定の音や光、触感を強く苦手とする場合があります。症状や特性の現れ方は人それぞれです。

注意欠如・多動症

不注意(集中できない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考える前に行動してしまう)などの特徴が見られる発達障害です。症状は子どもから大人まで続く場合があります。

学習障害

知的発達に遅れはないものの、「読む」「書く」「計算する」など特定の学習分野に著しい困難がある状態です。

睡眠障害 Sleep Disorders

不眠症

「眠れない」「眠りが浅い」「途中で目が覚める」などの睡眠の問題が続き、日中の活動や健康に影響を及ぼす状態です。一時的なストレスによる短期的な不眠から、数か月以上続く慢性的な不眠まで様々です。

概日リズム睡眠障害

体内時計のリズムと実際の生活リズムがずれてしまい、社会生活や学業に支障をきたす睡眠障害です。

認知症関連 Dementia and Related Disorders

アルツハイマー型認知症

認知症の中で最も多いタイプで、脳に「アミロイドβ蛋白」などが蓄積し、神経細胞が徐々に壊れていく病気です。短期記憶障害から始まり、遂行機能能力や視空間認知能力、日常生活動作にも影響します。

レビー小体型認知症

脳内に「レビー小体」という異常なたんぱく質が蓄積することで起こります。認知症症状に加えて幻視やパーキンソン症状が特徴です。

前頭側頭葉変性症

前頭葉や側頭葉が障害される認知症で、行動や人格の変化、言語障害が目立ちます。比較的若い年齢(50〜60代)で発症することもあります。

血管性認知症

脳梗塞や脳出血など脳の血管障害によって起こる認知症です。症状は発症部位や障害の程度によって異なります。

ストレス関連障害

適応障害

生活上の変化やストレス(転職、転居、人間関係の変化など)にうまく適応できず、気分や行動に変化が生じる状態です。ストレスの原因がはっきりしていることが特徴です。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

事故、災害、暴力、虐待など命の危険を感じる体験後に、強い恐怖や不安が長く続く病気です。トラウマ体験を思い出すことで日常生活に大きな支障が出ます。

燃え尽き症候群

長期間のストレスや過労によって、心身が疲弊し、意欲や感情が枯渇する状態です。特に対人援助職や責任の大きい業務に従事する人に多く見られます。

その他の精神疾患

統合失調症

考えや感情、行動が現実と合わなくなる精神疾患で、幻覚や妄想、思考の混乱が特徴です。思春期から40歳代までに発症することが多いです。

摂食障害

食事や体重、体型への極端なこだわりにより、健康や生活に深刻な影響を与える病気です。拒食症(神経性やせ症)と過食症(神経性過食症)があります。

依存症

アルコール、薬物、ギャンブル、インターネット、ゲームなどに対するコントロールができなくなり、生活や健康に悪影響を及ぼす状態です。

チック症/トゥレット症候群

チック症は、顔や体の一部が急に繰り返し動く(運動チック)や、声が出る(音声チック)症状が見られる病気です。トゥレット症候群は運動チックと音声チックが1年以上続く状態です。

不登校・ひきこもり

病気の診断名ではありませんが、心身の不調や環境要因により、学校や社会活動に参加できない状態が長期間続くことを指します。